新しく賃貸を契約するときに、管理会社から「24時間駆けつけサービスに加入が必要」と言われることがあります。
その際、「強制的に加入が必要なの?」「加入を断る方法はある?」と悩むことがあるかもしれません。
そこで、当記事では「賃貸の24時間サポートの強制加入なのか?」という疑問について、サービスの内容やコストと合わせて解説します。
- 24時間サポートのコストや利用するメリットがわかる
- 24時間サポートの断り方がわかる
ちなみに、別記事では、24時間サポートの詳しいメリットや加入するべき理由を詳細に解説しています。
より24時間サポートについて知りたい場合は、参考にしてください。
「賃貸契約の際に24時間駆けつけサービスに加入するように言われたけれど、必要ないのでは?」と悩まれるケースがあります。 しかし、新生活のトラブルを防ぐためには、24時間駆けつけサービスは加入するべきサービスです。 そこで、当記事では[…]
【そもそも】賃貸の24時間サポートとは?
賃貸のオプションにある24時間サポートとは、入居に関するトラブル解決のためにいつでも駆けつけてくれるサービスです。
トラブル以外にも会社ごとにオプションサービスがあり、新生活を快適に送る手助けになります。
生活する上で起こり得るトラブルの多くをカバーできるサービスです。
①24時間365日対応のトラブル解決サポート
24時間サポートは、トラブルが起きた際には24時間365日いつでも対応可能です。
もし24時間サポートに加入していないと、管理会社が営業していないという可能性があります。
たとえば、夜間や休日にトラブルが発生した場合です。
しかし24時間サポートに加入することで、いつでもトラブルの対応が可能で、新生活が安心して送れます。
②水道・ガス・電気のトラブルに対応
24時間サポートは水道・ガス・電気といったライフラインのトラブルに対応しています。
たとえば、以下の3つのような事例です。
- トイレが詰まった・水が漏れた
- お湯が出ない
- 落雷でブレーカーが落ちた
水道・ガス・電気のトラブルは一刻も早く解決しなければ生活に関わるため、いつでも駆けつけてくれるサービスがあると安心するでしょう。
③鍵のトラブルに対応
24時間サポートは、住宅のトラブル以外にも、鍵のトラブルに対応できます。
- 鍵を無くして家に入れない
- 鍵が壊れて施錠できない
- 内鍵がかかって中に入れない
とくに夜間の帰宅時に鍵がない場合は一刻も早く対応してほしいと思うでしょう。
24時間駆けつけサポートに加入していると、いつでもすぐに対応可能なので鍵のトラブルにも備えられます。
④健康相談や安否確認
24時間サポートは、健康に対する相談窓口や連絡がつかない場合の安否確認サービスがついているものがあります。
とくに一人暮らしであったり、高齢の場合は便利なサービスです。
また、入居者の家族や親戚も健康相談や安否確認サービスがあると、健康や安全面での安心感が得られます。
⑤運営会社ごとのオプションサービス
そのほかにも24時間サポートには、運営会社ごとにオプションサービスがついています。
- 建具トラブル対応
- パソコン操作相談
- 住人トラブル対応
- 住宅の周辺情報の案内
知らない土地での新生活は不安がつきものです。
そのような不安に対して24時間サポートに加入していることで、一人で悩まずに相談できます。
まずは、24時間サポートの窓口に相談して、サービスに含まれている内容であればすぐに対処できるでしょう。
サービスに含まれているトラブルであれば、いつでも相談できる窓口になるため、慣れない新生活でも安心・快適に過ごせます。
賃貸の24時間サポートに加入するために必要なコストを解説!
24時間サポートにかかるコストには2種類あります。
- 基本料金
- 追加料金
基本料金は、サービスを利用の有無に関係なく支払う料金です。
一方、基本料金を支払っていても、トラブル解決の作業量によっては追加料金が発生することがあります。
ここからは、基本料金と追加料金の詳細について、解説します。
【結論】2年間で15,000〜20,000円が基本料金の相場
24時間サポートの基本料金の相場は2年契約で15,000〜20,000円に設定している会社が多いです。
しかし、もし水回りのトラブルが発生した場合に24時間かかりつけサービスに加入していないと、1度の修理に数万円かかることがあります。
「1回の修理で24時間サポート2年分のもとをとった」ということもあるため、普段から安心できることに加えてトラブル時の費用の心配も減らせます。
また、トラブル以外にも新生活に便利なサービスがあるため、活用することでさらに費用対効果を発揮するでしょう。
基本的には2年契約の前払い
24時間サポートは基本的には2年分の料金を前払いします。
その後は2年ごとに更新となります。
しかし、家賃に24時間サポートの料金が組み込まれている場合は、毎月の負担として利用料金を支払います。
どのような支払い形態が取られているのかわからない場合は、管理会社に確認しましょう。
契約の作業内容を超えると追加料金が発生
トラブルが発生して24時間サポートを利用した場合、契約の範囲を超えた修理や作業が必要になると追加料金がかかります。
サービス会社によって契約内容は異なりますが、以下のような場合に追加料金を支払う可能性があります。
- 作業時間が規定より長引いた
- 規定の回数以上に同じサポートを依頼した
- 修理に別途材料費がかかった
追加料金が発生する条件は、契約時に確認しておきましょう。
しかし、基本的なサポートは規定の範囲内で収まることが多いため、追加料金を心配する必要はありません。
賃貸の24時間サポートは強制加入?
賃貸契約に24時間サポートが「強制加入」か「任意加入」か不動産会社によって異なります。
強制加入の場合は加入が義務付けられているため、入居する際には指定の24時間サポートに加入しなければなりません。
一方で、任意加入であれば入居者は24時間サポートを契約しなくても入居可能です。
強制加入の場合
不動産会社が入居の条件に24時間サポートの加入を義務付けている場合は、強制加入となります。
入居の条件に含まれているかどうかは、見学の際に確認するのがおすすめです。
契約書や賃貸物件の情報が載っている書類を確認すれば、加入が条件としているか確認できます。
また、自分で情報を探しても確認できない場合は、不動産業者に連絡すると24時間サポートの加入義務があるかも確認できます。
ただ、不動産の担当者は説明義務があるため、物件の契約時には説明があるため、その際にも確認は可能でしょう。
提供される重要事項説明書にも加入義務の有無は記載されており、書類でも確認が可能です。
しかし、強制加入の場合は途中解約できないため注意が必要です。
トラブルを防ぐためにも、契約するまでに不明点の確認や交渉を行いましょう。
任意加入の場合
任意加入の場合は、24時間サポートの加入を自分で決めることができます。
その際はサービス内容を確認して、必要であれば加入しましょう。
節約のために加入しないという人も多いですが、各種トラブルに対していつでも迅速に対応可能になるため非常に便利です。
新生活を安心して送りたいという方は加入をおすすめします。
【断りたい人へ】賃貸の24時間サポートに加入すべき5つの理由とは?
24時間サポートはいつでもトラブル対応が可能という安心感が最大の特徴です。
ここからは、24時間サポートで得られる5つのメリットについて解説します。
- いざという時の相談先が明確
- 管理会社の営業時間外でも安心
- 地域情報を知ることができる
- 一人暮らしや高齢者は特に安心できる
- 個別で修理を頼むよりコスパが良い
24時間サポートを利用する際には、緊急のトラブルがとくに多くなります。
「もし、自分が故障やトラブルに巻き込まれた時には…」とご自身のことだと想像しながらお読みいただければ、その必要性を考えやすくなるでしょう。
①いざという時の相談先が明確
24時間サポートを利用すると、「トラブルの際にどこに連絡をすればいいか悩む」ということがなくなります。
例えば、水まわりのトラブルが起こった場合、どこに修理を依頼したら良いかわからない場合があります。
トラブルの応急処置をしながら修理業者を探すのは難しいかもしれません。
一方で、24時間サポートを利用している場合は、サポート会社に連絡をするだけでよいため、すぐに対処可能となります。
②管理会社の営業時間外でも安心
夜間や土日祝日はトラブルの際に管理会社に連絡しても繋がらないことが多いです。
しかし、24時間サポートに加入していればいつでも連絡や相談ができるため安心です。
夜間でも緊急性の高いトラブルの対応が可能になるため、一人暮らしで頼れる人が周りにいない場合はとくに心強いでしょう。
サポート会社によってはストーカーや近隣住人とのトラブルにも対応してくれることがあります。
とくに女性の一人暮らしの場合は大きな安心材料になります。
③地域情報を知ることができる
知らない土地に引っ越してきた場合、トラブルの際に修理会社やホームセンターなどがどこにあるかわからずに困ることがあります。
しかし、24時間サポートに加入していれば、新居のある地域に詳しくなくても安心です。
契約するサポート業者によっては、周辺地域の情報を問い合わせたら教えてくれるサービスや、医療機関の案内などをしてくれるものもあります。
24時間サポートに加入することで、知らない土地での新生活の強い味方になることでしょう。
④一人暮らしや高齢者はとくに安心できる
一人暮らしや高齢者が入居する場合は24時間サポートに加入することで、健康相談や安否確認サービスも利用できる場合があります。
とくに、家族や親族がすぐに駆けつけられないような遠方にいる場合は、利用価値が高いといえます。
安否確認サービスは、入居者と連絡がつかなくなった場合に確認に駆けつけるサービスのため、入居者だけでなく家族も安心することができます。
⑤個別で修理を頼むよりもコスパが良い
24時間サポートに加入することで、もし修理が必要になった場合に費用を抑えられる可能性があります。
サポートは2年契約で15,000〜20,000円の費用がかかりますが、その額以上に修理工事代が高くなることがあるためです。
24時間サポートに加入していない場合、水回りの修理1回のみで20,000円以上かかることも珍しくありません。
また、それ以外に修理が必要になった場合でも、24時間サポートの範囲内であれば追加料金なく可能なため安心です。
どのようなトラブルが起こるかわからないため、24時間サポートに加入しておくと費用面でも安心できます。
【強制加入の場合】賃貸の24時間サポートを断るための3つの方法を紹介!
24時間サポートの加入が義務付けられている物件でも、コストを抑えるために加入したくないと思うこともあるでしょう。
そこで、24時間サポートを契約したくない場合は以下の方法を試してみましょう。
交渉することで、特例として24時間サポートを断れる可能性があります。
しかし、交渉しても加入が入居の条件になる場合は別の物件も視野に入れる必要があります。
①担当者と交渉する
不動産会社の担当者に「24時間サポートの加入を控えたい」ということを相談してみましょう。
加入を断れる場合があります。
たとえば、不動産業者やオーナーに相談にすることにより入居条件から外せる場合や、火災保険で代用できる場合です。
しかし、一度契約してしまうと解約できないことが多いため、疑問や解約したい気持ちがある場合は契約する前に担当者に伝えましょう。
②不動産会社を変える
1つの物件を複数の不動産会社で扱っている場合は、不動産会社を変えてみましょう。
「ある不動産会社では24時間サポートが強制加入だったけれど、他の会社では任意加入だった」という可能性があるためです。
24時間サポートは管理会社との契約となっており、オーナーは関与しないことがあります。
その場合は、同じ物件でも管理会社によって加入が入居の義務ではないため24時間サポートの契約を断れます。
③物件を変える
上記2つの方法を試しても24時間サポートの加入を断れない場合は、物件を変えるしかありません。
不動産業者と交渉したり、他の不動産業者に依頼しても24時間サポートの加入断れない場合は、その物件のオーナーが加入を条件にしている可能性があります。
別の物件を探して、ご自身の予算やライフスタイルにあうところで新生活をスタートさせましょう。
賃貸の24時間サポートでトラブルに備えておこう!
24時間駆けつけサービスについてのコストや加入した方が良い理由、断り方について解説しました。
確かに、加入しても利用しなければ費用のみかかってしまうかもしれません。
しかし、それ以上にいざという時には頼りになるサービスです。
賃貸住宅では共同生活のため、何が起こるかわかりません。
安心・快適な新生活を送るためには加入しておくことをおすすめします。
【この記事をお読みの不動産担当者さまへ】
「トラブル対応に手が回らず、入居者さまに迷惑をかけてしまいそう」
「外国人の入居者さまに安心して生活してもらいたい」
もし、上記のようなお悩みがある場合はレプリス株式会社の『24時間駆けつけサービス あんしんサポート24』のご利用はいかがでしょうか。
- 水回りや鍵などの基本的なサポート
- ライフコンシェルジュサービス
- 生活相談ダイヤルサービス
- 19ヶ国語に対応
上記のような、充実のサポートで管理者様の負担を軽減します。
お見積りやご相談はこちらより受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。