【一人暮らし向け】引越し時の電気の解約・契約手続きの流れとは?|電力会社の選ぶポイントも解説!

引越しをする際の準備で忘れてはいけないのが電気・ガス・水道などのライフライン。
とくに電気の契約は、いろいろな電力会社がサービス展開しているため複雑です。

ゆえに「手続きをどう進めるかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そこで当記事では、引越し時の電気の解約・契約手続き方法について詳しく解説します。

  • 記事の通りに進めるだけで手続きがスムーズに行える
  • よくあるミスや注意点がわかる

ちなみに、ほかのライフライン(水道やガス)について、1つの記事でまとめて解説しています。
ライフライン全体の手続きができなければ、快適な新生活を迎えられませんので、ぜひ、ご参考にしてください!

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引越し ライフライン 手続き
目次

【そもそも】なぜ、電気の解約・契約手続きは必要?

電気 契約 手続き

そもそも、なぜ電気の解約や契約の手続きが必要なのでしょうか?

その理由は次の2点です。

  • 解約しないと、前住居の基本料金が請求される
  • 手続きをしないと、新居の電気が使えない

前住居の電気を解約しないと、引越し後も電気料金の基本料金を請求されることがあります。
また、新居で電気を使うためには、新たな契約が必要です。

引越し時の電気の解約・契約手続きの流れとは?【3ステップ】

引越し 電気 解約 契約 手続き

引越しでは、現住所の電気の解約と、新住所の電気の契約の2つの手続きを行う必要があります。

どちらも、引越し前から可能なので、早めに手続きをはじめましょう。
手続きを以下の3つのステップで解説します。

  1. 引越し先が決まれば、電気を契約する
  2. 現住所の電気を解約する
  3. ブレーカーを切る・入れる

引越し先が決まれば、電気を契約する

引越し先や引越しの日にちが決まったら、まず新居の電気を契約をします

2016年4月から、電力の小売全面自由化が始まり、自由に電力会社を選べるようになりました
時間帯によっては料金が安くなるプランや、ポイント還元できる電力会社など、選び方次第で節約につながります。
具体的な電力会社の選び方は「【節約したい方へ】新居の電力会社選ぶの3つのポイントとは?」をご覧ください。

どの電力会社にするか決まったら、以下の情報をもとに契約します。

  • 引越し先の住所
  • 建物タイプ
  • 引越し先の利用料金
  • 手続き方法

建物タイプは、マンションなどでオートロックのあるなし、また自由に電力会社を選べるかどうかを知るために必要です。

不明な場合はオーナーや管理会社に確認しましょう。

引越し日に間に合うように早めに契約

現住居の電気を解約する

退去する物件の電気の解約も、忘れずに連絡しましょう。

解約手続きには以下の情報が必要です。

  • 契約者の氏名
  • お客さま番号
  • 供給地点特定番号
  • 現住所
  • 引越し日

お客さま番号とは、各電力会社が設定している番号のことで、契約者ごとに決まっています。
一方、供給地点特定番号は、電力会社が電気を供給する地点を把握するための番号です。

お客さま番号と供給地点特定番号は以下の方法で調べられます。

  • 検針票や請求書
  • ウェブサイト
  • カスタマーセンターへの問い合わせ

番号が不明な場合でも電話での手続きであれば氏名や住所で手続きできるので、忘れないうちに解約の申し出をしましょう。

解約手続きをしないと、退去後も料金の支払いが発生する可能性がある

ブレーカーを切る・入れる

引越し当日、電気を使う必要がなくなったら、ブレーカーを切って退去します
ブレーカーを落とさずに退去すると、漏電による火災が発生する危険性があるからです。

もし、忘れてしまったら、気づいた時点ですぐにオーナーや電力会社に連絡してください

引っ越した後は、新居のブレーカーを上げて電気が使えるか確認します。
もし、ブレーカーを上げても電気が使えない場合は、契約している電力会社に連絡しましょう。

退去時は確実にブレーカーを落とす

節約したい方へ】新居の電力会社選ぶの5つのポイントとは?

引越し 電力会社 選び

一人暮らしの際に、光熱費を気にする方も多いのではないのでしょうか?

光熱費を少しでも抑えたい場合、電力会社をしっかりと比較検討しましょう

なぜなら、2016年4月に家庭でも電力会社を自由に選ぶことが可能になったからです(※)
電力会社の選び方によっては、電気料金を大きく節約できる可能性があります。

ここでは、節約につながる電力会社を選ぶポイントの5つを解説します。

  1. 電気の使用量を把握しておく
  2. アンペアを確認しておく
  3. 料金プランの内容を比較する
  4. ポイントも貯まる電力会社を選ぶ
  5. ライフラインのプロ(業者)に依頼する

もし、電力の切り替えを検討している場合は、引越し10日前までの連絡が必要です
遅くなると引越し当日に電気が使えないこともあるので注意しましょう。

(※)参考:経済産業省『電力の全面小売自由化って何?

①電気の使用量を把握しておく

電力会社を検討する前に、現在の電気使用量を把握しましょう。

その理由は、自分の使う電気の量に応じたプランの検討が必要だからです。
電気使用量は以下の方法で確認できます。

  • 検針票(電気ご使用量のお知らせ)を見る
  • WEBでマイページを確認する

場合によっては、検針票を発行していない電力会社やプランがあります

新たに参入した電力会社では、検針票を発行していないことが多いので、WEBで確認してください。

②アンペアを確認しておく

アンペアとは、一度に使える電気量の上限のことです。
アンペアが大きければ、同時にたくさんの家電が利用可能です。

しかしながら、契約するアンペアが大きければ、電気料金も高くなります。

20〜30アンペアが一人暮らしの平均的な数値といわれているので、目安にしてください。

もし、必要以上に大きなアンペアで契約してしまった場合、電気料金が高くなってしまうので適切な数値を選びましょう。

③料金プランの内容を比較する

現在の電気の使用量と必要なアンペア数をふまえ、各電力会社の料金プランを比較してみましょう。

比較には、以下の点も考慮します。

  • ライフスタイルに合っているか
  • 他のサービスとセットにできるか
  • 解約の条件

日中の電気料金が安くなるプランなど、ライフラインに合ったものを検討しましょう。

また、ガスやインターネットと同時に契約することで、セット割引きが適応されることもあります。

見落としがちなのは、解約の条件や違約金の規定です。
今後、他の電力会社に変えたい場合に制約があるかどうか、前もって調べておきましょう。

  • ライフラインに合うプランを検討
  • 解約の規定をチェック

④ポイントも貯まる電力会社を選ぶ

電力会社によっては、ポイントサービスを取り入れている場合があります。

Tポイントや楽天ポイントなど、普段利用しているサービスに還元できるポイントを貯められるとお得です。
また、ガスやインターネットなどを一緒に申し込むプランがある場合は、さらにポイントが貯まりやすくなります。

料金設定とポイントの還元率の両面からお得なプランを選びましょう。

⑤ライフラインのプロ(業者)に依頼する

引越しで忙しくて電気の契約手続きができない場合は、ライフラインのプロである業者に依頼することも可能です。

業者を依頼する主なメリットは以下の3つです。

  • ライフライン各社に連絡する手間が省ける
  • 自分に合ったプランを提案してくれる
  • 手続きを忘れずに済む

ライフラインの一括案内は無料で利用できることが多く、忙しい準備時期にはかなり助かります。
利用する際の注意点は、直前に申し込むと引越しに間に合わない可能性があることです。

業者に頼む場合も、余裕を持って依頼しましょう。

個人情報を教える必要があるため、業者は実績があり安心できる会社を選びましょう。
もし、ライフライン一括案内サービスの選び方に悩んだら、累計15万人の利用実績があるライフラインの窓口がおすすめです!

完全無料で利用可能なので、ぜひこの機会に相談してみてはいかがでしょうか?

ライフラインの窓口 こちら

新居の電気を契約するための4つの手続き方法とは?

電気 契約 手続き

では、具体的な手続きの方法について解説します。

契約には4つの方法があります。

  1. 窓口へ直接電話する
  2. インターネットから手続きする
  3. アプリから手続きする
  4. 申込書を郵送する

①窓口へ直接電話する

まずはじめに、窓口へ直接電話をかけて、契約をする方法を解説します。
もし電話をする場合は、以下の項目がわかるようにしておきましょう。

  • 契約者の氏名と連絡先
  • 引越し先の住所
  • 利用開始日
  • 電気料金の支払方法
  • 希望の電気料金プラン
  • 立会いの有無の確認

オペレーターの質問に、答えながら進めれば手続き可能です。

電話の際には、立ち合いの有無や手続きに必要なことを確認しましょう。
また、余裕を持って手続きを進めるためにも、連絡可能な曜日・時間はあらかじめ確認しておくのがおすすめです。

  • 必要な情報がわかるものを用意する
  • 立ち合いの有無を確認する
  • 電話できる時間帯を調べておく

②インターネットから手続きする

24時間手続き可能な、インターネットで手続きする方法もあります。
その場合、各電力会社のホームページなどから手続きを行います。

手続きに必要な情報は以下の5点です。

  • 契約者の氏名と連絡先
  • 引越し先の住所
  • 利用開始日
  • 電気料金の支払方法
  • 希望の電気料金プラン

インターネットでの手続き可能期間は、各会社によって異なります。
おおよそ入居の1週間前には手続きを済ませると安心です。

インターネットで手続きできる期間に注意

③アプリから手続きする

アプリで電気料金の確認や契約ができる電力会社もあります。
さらに、アプリでできることは手続きだけではありません。

  • 使いすぎを知らせる通知
  • 電気料金予測

一部ですが、このような機能を使うと家計管理が楽になります。
もし、新居で契約を検討している電力会社にアプリがある場合は、ダウンロードしてみてもよいでしょう。

インターネット同様に手続き可能期間が決まっている場合が多いので、早めに登録してください。

アプリで手続きできる期間に注意

④申込書を郵送する

事前に電力会社に連絡する、新居のポストやドアノブに電気使用申込書電気使用開始手続書が用意されている場合があります。

申込書に必要事項を記載して、投函することで手続きが可能です。

もし申込書がない場合は、電話で取り寄せるか、インターネットからダウンロードすると入手できます。

仮に、郵送を忘れたまま電気を利用しても、ただちに電気を止められることはありません。
しかし、電力会社から契約の確認の書類や通達が届くので、気がついたらすぐに手続きしましょう

早めに郵送する

引越し時の電気の解約・契約手続きで注意すべき3つの点とは?

電気 契約 注意点

引越しに伴う電気の解約・契約手続きの注意点は以下の3つです。

  1. 電気の解約・契約手続きは新居が決まり次第すぐ
  2. 電力会社によって、契約方法や期限が異なること
  3. 引越し先の電力メーターの確認をすること

引越しは直前になると、次々とやるべきことが増え、時間に追われる可能性が高いです。
そのため、手続き関係は事前に調べて時間の余裕があるうちに取り組みましょう。

①電気の解約・契約手続きは新居が決まり次第すぐ

引越しが決まったら、できるだけ早く解約・契約の手続きを行いましょう

後回しにすると、直前に忙しくて手続きができない、なんてことになりかねません。

その結果、解約が間に合わないと退去後の料金が発生、入居日に電気が使えない、という事態につながります。

引越しがわかり次第、早く手続きする

②電力会社によって、契約方法や期限が異なること

電力会社によって、契約方法や期限が異なることにも注意が必要です。

とくに、以下の内容はチェックしておきましょう。

  • インターネットでの手続き可能期間
  • 電話窓口の対応時間
  • 土日祝日の対応

インターネット手続きには、電力会社によって期限が設けられている場合があります。
過ぎてしまうと電話や郵送などの手続きが必要です。

しかし、電話での手続きも受付可能な時間や曜日が各社異なります。

最悪の場合、手続きが全くできない状況が発生しかねません。

  • 事前に手続き可能な期間を調べる
  • 余裕を持って解約や契約をする

③引越し先の電力メーターの確認をすること

電力メーターには2つの種類があります。
新居の種類によって、電気を使う前に必要な工程が増えるので注意しましょう。

メーターの種類は以下の2つです。

  • 従来型
  • スマートメーター

従来型とは、各家庭に設置されたメーターの数値を目視で確認することにより使用電力を確認するタイプのものです。

それに対し、スマートメーターとは、使用電力をデジタルで計測するタイプのことをいいます。

新居がスマートメーターを導入している場合は、電力を自由に選べます。
しかし、まだ従来型の場合は、電力会社を選ぶ際にスマートメーターへの交換が必要です。

スマートメーターの交換に費用はかからず、新たに申し込んだ電力会社で実施してくれます。

交換中は電気が使えないことに注意

一人暮らしの引越しにおける電気に関するよくある質問とは?

一人暮らし 引越し 電気 よくある質問

では、実際に手続きで疑問に思う点はどのようなことでしょうか。

当記事ではよくある次の4つの質問について詳しく解説します。

  1. 電気の手続きに立ち会いは必要?
  2. アンペアはどう確認すればよい?
  3. 新居が決まらないと契約できない?
  4. マンションでも個別に契約できる?

①電気の手続きに立ち会いは必要?

状況により、電気の契約に立ち合いが必要となります。

具体的には、次のような物件に引越す場合です。

  • 電気給湯器・電気温水器がある
  • 立ち入れない場所にメーターが設置されている

電気給湯器・電気温水器とは、電気を利用してお湯を沸かす設備のことです。
この設備があると、立ち合いが必要となります。

また、オートロックなどメーターがある場所に電力会社の職員が自由に入れない場合も、立ち合いが必要です。

②アンペアはどう確認すればいい?

電力会社を見直すにあたり、契約中のアンペアがわからない場合は以下の3つを確認しましょう。

  • 検針票(電気使用量のお知らせ)
  • 分電盤のアンペアブレーカーの色
  • WEBでのマイページ

分電盤のアンペアブレーカーの色は、電力会社によってアンペアごとの色が設定されています
契約している電力会社のホームページなどを見て、照らし合わせてください。

③新居が決まらないと契約できない?

新居での契約には、住所が必要なことが多いので、新居が決まらないと契約はできません

しかし、引越し後の大まかなエリアが決まれば、電力会社の比較検討は可能です。

プランなどは早めに比較しておき、住所が決まったらすぐに電力会社に契約の手続きをしましょう。

一方、解約手続きは新居の住所がなくても可能です。
退去日が決まったら早めに連絡してください。

④マンションでも個別に契約できる?

マンションに引越す場合には、自分で電力会社を選べない可能性があります

具体的には、オーナーが高圧一括受電契約という形態で契約している場合です。
高圧一択受電契約とは、安定した電力の供給のために、オーナーがマンション全体の電気契約をしていることです。

この契約方法だと、各部屋の住人が個別に電力会社と契約を結ぶことはできません

そのため、マンションに引越す場合は、電力会社を個人で選べるかオーナーに確認しましょう。

ライフラインをしっかりと準備して、快適な新生活を!

ライフライン 新生活

当記事では、引越し時の電気の解約・契約手続き方法について詳しく解説しました。

節約につながる電力会社の選び方や、各ステップでの注意点に気を付け、素敵な新生活を描くヒントにしてください。

今回は電気に注目しましたが、それ以外にもガスや水道などのライフラインも手続きする必要があります。

引越しに関する手続きは、仕事や家事でいそがしい方には、面倒に感じることもあるでしょう。

その場合、「ライフラインの窓口」のようなすべて一括して案内してくれるサービスもあります。
面倒な手続きをせず、荷造りや新生活の準備の時間が増えるのでおすすめです。

ぜひ、快適な新生活の準備をするためにも、あわせて検討してみてください!

ライフラインの窓口 こちら