【保存版】一人暮らし・単身者用の引越しチェックリスト25!

一人暮らしを開始する場合や単身赴任での引越しを行う場合、「何をいつやれば良いかわからない」と悩むことがあります。

そこで当記事では、一人暮らしや単身者の引越し専用のチェックリストと注意点を用意しました。

引越しが決まってから、実際に引越して1週間経つまでのドタバタする時期は何かと忘れがちなため、リストを活用して新生活のスタートを気持ちよく迎える準備に使ってください。

  • 一人暮らし・単身者の引越しに何が必要かわかる
  • チェックリストを見ながら、引越しの準備ができる
  • それぞれのやることの注意点がわかる
目次

【総まとめ】一人暮らし・単身者用の引越しチェックリスト25とは?

一人暮らし引越しチェックリスト

引越しをする場合、時期に応じてやることが数多く存在します。

とくに、手続きなどは指定の期間が過ぎてしまうと、その後の生活に影響を及ぼすことがあるので注意が必要です
とりわけ、お金に関わること、および水道やガスなどのライフラインについては事前にいつ手続きをするべきなのか確認しておきましょう。

この記事のチェックリストに従って引越し準備や引越し後の手続きを行えば、スムーズに新生活のスタートができます。
ぜひ、この記事を繰り返し確認いただき、ご自身の引越しに取り組んでください!

今回紹介するチェックリストは、以下の25個です。
やることが多く感じると思いますが、どれも大切な内容です。
細かいところも記載してありますので、万全の準備で引っ越しに臨みましょう。

  1. 管理会社・オーナーに引っ越しの連絡
  2. 引越し業者の手配
  3. 大型ごみ収集の予約
  4. 使わないものの整理と荷造り
  5. ライフライン関連の解約と契約手続き
  6. インターネットの解約と契約手続き
  7. 勤務先や学校への住所変更の連絡
  8. 郵便物の転送対応
  9. 役所での転出届の提出
  10. 国民健康保険や国民年金の住所変更手続き
  11. 銀行口座・クレジットカードの登録住所の変更
  12. サブスクサービスの登録住所の変更
  13. 冷蔵庫内の食料の確認・調整
  14. 挨拶用の手土産の準備
  15. 新居の間取りや家具・家電の配置確認
  16. 車やバイクの輸送方法の手配
  17. 今の住所での挨拶回り
  18. 荷物の搬送作業
  19. 今の住所の掃除・片付け
  20. 鍵の返却
  21. 新居の鍵の受け渡し
  22. 新居の挨拶回り
  23. ライフラインの確認
  24. 役所で転入届の提出
  25. 運転免許証の住所変更手続き

引越しが決まったときに必要なことチェックリスト

引越しが決まった時

まず、引越しが決まったらすぐに実施しなければいけないことを確認します。

おもに今後の引越しの進め方や計画に関わる部分の手配をするのが、この時期に行わなければならないことです

  1. 管理会社・オーナーに引越しの連絡
  2. 引越し業者の手配
  3. 大型ごみ収集の予約
  • 連絡を後回しにしない
  • どうやって引越すかしっかり検討
  • 大型ごみ収集の予定組を忘れない

①管理会社・オーナーに引越しの連絡

賃貸物件に住んでいる方であれば、管理会社やオーナーに引越しが決まり次第伝えましょう

賃貸物件には解約予告期間というものが定められています。
解約予告とは、借主(住人)もしくは貸主(オーナーや管理会社)どちらか一方が契約の解消をしたいと伝えることです。
解約予告は伝えなければいけない期間が決まっており、住居用の物件であれば概ね1〜3ヶ月前に解約予告をする契約が多いです。

自分の借りている物件の解約予告期間がいつなのかを確認するか、決まり次第早めにオーナーに連絡することでトラブルを避けることができます。
退去の際は立ち合いが必要なため、繁忙期はオーナーや管理会社も忙しくなる可能性があります。

予定を組むためにも早めの連絡を心がけましょう。

②引越し業者の手配

引越しが決まったら、どの方法で引越しをするか決めましょう。

大まかに以下の3つの手段があります。

  • 引越し業者に頼む
  • レンタカーもしくは自家用車を使って自分達で運ぶ
  • 宅配便を利用する

それぞれのメリットとデメリットを次から確認していきましょう。

引越し業者に頼む場合

引越し先が遠方で荷物を長時間運ぶことが見込まる場合、荷物の破損のリスクがあります。
このような場合には、引越し業者への依頼を検討しましょう。

費用は数万円〜数十万円とかかりますので、予算に合った方法を選ぶのが大切です。
まずは、複数の引越し業者に見積もりを依頼して検討しましょう。

見積もりをとる際には移動距離と段ボールの個数でおおよその金額が決まります。
ただ、引越しの繁忙期(3月〜4月)は相場が高くなるので注意が必要です。

  • 時間や手間が省ける
  • 荷物の補償がある
  • 費用がかかる(数万円〜)

レンタカーなどで運ぶ場合

自身で車を運転して引越しをする場合、自家用車であれば燃料代や高速道路の料金で済むためリーズナブルに引越しが可能です。
また、レンタカーを借りる場合、おおよそ数千円〜1万5千円程で借りられるので、時期によって引越し業者に頼むよりも費用が抑えられます。

ただ、荷物をうまく詰めなかったり、破損したりする可能性があるので注意しましょう。

  • 自分のペースで運べる
  • 費用が抑えられる
  • 梱包や荷積のプロではないため荷物を破損する可能性がある
  • 荷物の補償はない

宅配便を利用する場合

もし荷物が少なく、車を持っていない場合は宅配便という方法もあります。
宅配便を利用すると安くなるケースは、以下のような場合です。

  • 同一県内:段ボール10個以内
  • 県外もしくは長距離(500km以上):段ボール15個以内

引越し業者の料金は時期によっても変動し、閑散期であれば宅配便よりも安くなる可能性があるので一概には言えません。
また、発送して届くまでにタイムラグが生じることも念頭におきましょう。

必要なものが引越し当日に届かなくて困るということがないように事前に発送スケジュールを練っておく必要があります。

  • 場合によっては費用を抑えられる
  • 繁忙期でも料金が変わらない
  • 見積もりが不要
  • 段ボールの用意が必要
  • 大きな荷物は送れない
  • 発送当日に荷物が届かない

③大型ごみ収集の予約

引越しに伴って大型ごみが出る場合は、回収予定を把握しましょう。

自治体によって料金や申し込み方法が違うので、早めに調べるか問い合わせが必要です
もし、退去までに捨てられず処分できない場合は、現在住んでいる家の契約を伸ばすことにもなりかねません。

そのような場合、新居に加えて現住所の両方に家賃の支払い義務が生じることもあるので注意してください。

引越しの1ヶ月〜2週間前までに必要なことチェックリスト

引越しの1ヶ月〜2週間前

引越しの1ヶ月〜2週間前までの時期は、引越しのために実施しなければならないことが増えてきます。

荷造りと並行して進めることになるので、忙しさで忘れることがないようにチェックしながら進めましょう。

  1. 使わない物の整理と荷造り
  2. ライフライン関連の解約と契約手続き
  3. インターネットの解約と手続き
  4. 勤務先や学校への住所変更の連絡
  5. 郵便物の転送対応

この時期からは、とくに「手続き関係の対応」が複雑になってきます。

  • 面倒な手続きを後回しにしない
  • ネットでできる手続きと立ち合いが必要なものがあるので早めに調べる
  • 不要なものの処分や荷造りは時間の余裕があるうちから始める

④使わない物の整理と荷造り

引越しにともなって、不要な物と新居に持って行く物に分けて整理をしましょう。

とくに、大きなものは処分にお金がかかったり、大型ごみの収集の算段があるので早めにどうするか決める必要があります。
可能であればリサイクルショップやフリマアプリで売ると、処分費用がかからないだけでなくお金に替えることも可能です。

譲りたいけれど大きい物で配送料が気になる場合は、ジモティーという無料の掲示板で欲しい人を募るのも良いでしょう。

ここで大きなポイントは、荷造りは余裕を持ってはじめることです。

直前になって荷造りを行うと、段ボールの用意が足りなくなったり仕分けが雑になる可能性があります。
このような事態は引越してから「何がどこにあるか」がわからなくなり、慣れない新生活にさらにストレスが加わってしまいます。

そのため、荷造りは計画的に実施するのがおすすめです。
直前まで先延ばしせずに引越しが決まったらコツコツと準備しましょう。

もし、段ボールが足りなくなった場合は、スーパーなどに置いてある不要な段ボールをもらうことも可能です。
その場合は、店舗のルールに従って分けてもらいましょう。

⑤ライフライン関連の解約と契約手続き

引越しに伴うライフライン関連の解約や新居での手続きを申し込みましょう。

ライフラインの手続きは引越しの1ヶ月前から申し込みが可能です。
ネットでの申し込みが可能な場合もありますので、電力会社やガス会社のホームページで調べてみてください。

電気の場合は、立ち会いが必要かどうか、住居の状態や周囲の環境によって異なります。
しかし、ガスの場合は使用開始時に必ず立ち会いが必要となるので注意しましょう。

立ち会いが必要な場合は、早めに連絡することで希望の日時に立ち会いが可能になり便利です。
とくに、繁忙期は引っ越しの1ヶ月前になったら、すぐに手続きの申し込みをすることをおすすめします。

なお、水道に関しては立会いは必要ありませんが、忘れないうちにライフライン全てにおいて同時に申し込んでおくと確実です。

別記事で詳細を解説していますので、あわせてお読みください!

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引越し ライフライン 手続き

⑥インターネットの解約と契約手続き

引越しに伴ってインターネットの解約や契約手続きが必要な場合があります。

今となっては珍しいですが、電話回線やメタリックケーブルを利用したものは解約手続きの検討が必要になるかもしれません。
また、ケーブルテレビ回線や光回線は移転の手続きが必要となるので、契約している会社へ申し込みましょう。

ホームルーターを利用している場合は、住所の変更手続きが必要です。

このようにどのような形態のインターネットを利用しているかで手続きが変わるので、自身の契約内容にあった手続きを行いましょう。

さらに、考慮すべき問題は新居でインターネットの開通工事が必要な場合です。
何も考えずに引越しをしてしまうと開通工事の予定が立たず、しばらくインターネットが使えない可能性があります。

もしそのような場合は、スマートフォンの通信容量がリーズナブルにたくさん使えるプランもあるので、予算や状況よって新生活に合ったものを導入しましょう。

⑦勤務先や学校への住所変更の連絡

会社員の場合は、引越しの日時が決まったら会社に新しい住所を伝える必要があります
通勤手当の計算や社会保険、年金関係などの住所を変更する必要があるためです。

源泉徴収票にも現住所を記載する必要があるため、会社に住所が変わったことを伝えないと虚偽の記載となるリスクがあります。
最悪の場合、会社に迷惑がかかるだけでなく就業規則違反になる可能性もあります

学生の場合も、引越したら学校へ確実に連絡しましょう。
住民票などを移さない方もいますが、引越し先を伝えていないと災害時などの安否確認に時間がかかる可能性があります。

また、学生定期券を利用して通学している場合は、住所変更を申し出ないまま利用すると現住所と異なる区域のものを使用していることになります。
最悪の場合、詐欺罪として罰せられる可能性もあります。

このようなことからも、会社員でも、学生でも、所属している機関に住所の変更はすみやかに申し出ましょう。

⑧郵便物の郵送対応の対応

忘れてはいけないのが郵便物の転送申し込みです。

転送開始希望日からではなく郵便物の転送は届出日〜1年間となっておりますので、注意しましょう。

手続きはインターネットでの届出も可能です。

後回しにすると忘れてしまいがちなので、この時期に実施しておきましょう。
e転居で手続きが可能です。

インターネットで実施しない場合はポスト投函もしくは郵便局の窓口で手続きが可能です。
ポスト投函や郵便局では、本人確認が必要となりますのでこちらも早めに手続きしましょう

郵便窓口やポスト投函の詳細はこちらの郵便局転居・転送サービスよりご確認ください。

引越しの2週間前〜3日前までに必要なことチェックリスト

引越しの2週間前〜3日前

いよいよ引越しが差し迫ってくる2週間〜3日前は、公的機関やお金・買い物に関わることなど重要事項のやることが増えてきます。
荷造りも佳境に入る時期だと思いますが、抜けのないように計画的に進めましょう。

役所などに行くのが億劫で後回しにしてしまうと、引っ越し直前に荷造りする時間がなくなったりするので早めに行動しておくことがおすすめです。

  1. 役所で転出届の提出
  2. 国民健康保険や国民年金の住所変更手続き
  3. 銀行口座・クレジットカードの登録住所の変更
  4. サブスクサービスの登録住所の変更
  5. 冷蔵庫内の食料の管理・調整
  6. 挨拶用の手土産の準備
  7. 新居の間取りや家具・家電の配置の確認
  8. 車やバイクなどの輸送方法の手配

さらに具体的な手続きや細々とした準備が重なる時期です。

引越しまでの日数や自由に動ける休日の日数などを逆算して行動しましょう。

  • 役所の手続きなど平日にやらなければいけないことは計画的に
  • 金融やサブスクなどお金に関わることを忘れずに手続きする

⑨役所での転出届の提出

同じ市町村の中での引越しであれば必要ありませんが、そうでない場合は役所に転居届を出す必要があります。
転居届は転居する14日前から手続き可能になるので、可能な時期になったら早めに手続きに行くと安心です。

転居届の提出時には、本人確認書類(免許証等)と実印が必要なので忘れないようにしてください。

必要な物などは現在住んでいる市町村のホームページなどで事前に確認しておけば、不備がなく1度の手続きで終了します。

また、2023年2月6日からマイナポータルで役所への来庁予約ができるサービスも開始されました。
マイナンバーカードがあれば利用できますのでこちらで事前予約してから行くと日程の目処が立って忘れることも減ることでしょう。

本人確認の必要性から、マイナポータルを利用してもインターネット上では完結できない点に注意してください。

デジタル庁『よくある質問』もご参照ください。

⑩国民健康保険や国民年金の住所変更手続き

個人事業主やフリーランスで国民健康保険に加入している場合は、必ず引っ越しに伴う手続きを行なってください。
転出届と異なり、同じ市町村の中での引越しの際も住所変更は必要です。

他の市町村へ引越す際は資格喪失届というものを提出します。
資格喪失届の手続きは、引越し後14日まで可能です。
しかし、後回しにして忘れてしまわないように、転出届と同時に済ませることをおすすめします。

もし、資格喪失届の手続きを忘れてしまうと、病院受診の際に全額自己負担となることもあります。

国民年金の加入者で、マイナンバーカードと紐づいていない場合は住所変更の手続きが必要です。
こちらも同じ市町村内で引越す時も、住所変更手続きをしなければならないので注意してください。

国民年金の手続きに関する詳細は日本年金機構のホームページにも載っていますので時間のある時に確認すると安心です。
国民健康保険や国民年金の手続きは役所の窓口で可能ですので、転出届の手続きと同時進行すると何度も足を運ばなくてもすみます。

⑪銀行口座・クレジットカードの登録住所の変更

銀行口座やクレジットカードなどお金に関するサービスは、重要な通知が自宅に届くこともあるので忘れずに銀行やクレジットカード会社へ住所変更を申し出てください。

もし、住所変更手続きをしなかった場合は、使えるサービスに制限が出たり、新しいカードが転送されずに手元に来ない、ということが起こります。

引越し後でもできますが、忘れないためにも早めに銀行やカード会社に問い合わせ、引越しする事を伝えて手続きを進めましょう。

⑫サブスクサービスの登録住所の変更

Amazon定期便や化粧品などの定期的に自宅に届くサブスクを利用している場合、自動で家に届くため手続きを忘れてしまいがちです。

2週間前のこの時期にあらかじめ次の配送日を確認して、次回の配送が新居である場合は登録住所の変更をしましょう。

もし住所変更をしないで配送されてしまい、購入元に返送されると手数料がとられる場合がありますので注意が必要です。

⑬冷蔵庫内の食料の確認・調整

2週間前から冷蔵庫内の食料を計画的に管理しましょう。

ギリギリまで大量に生鮮食品などが入っていると食べきれずにフードロスにもつながります。
冷蔵庫を新居に持っていく場合は、水抜きをする必要があるため少なくとも3日前には空になるように計画的に在庫管理をしましょう。

そして、引越しの2日前には水抜きをして安全に運べるように備えます。

⑭挨拶用の手土産の準備

現在住んでいるところの周囲の方にお礼をしたり、引越し先で近隣の方への挨拶をしたりする際に手土産が必要になります。
このような際の手土産は、なるべく早めに準備しておく必要があります。

引越し先の近所の住人への挨拶は、引越し前に荷物の搬入をするタイミングで挨拶しておくのがおすすめです。
その理由は、荷物の搬入でトラックが停まったりドタバタしてしまうためです。

その際の手土産は500円〜1,000円くらいの金額に収めて、消耗品や食品、金券(ギフト券)などが喜ばれます。

⑮新居の間取りや家具・家電の配置の確認

新居での大きな家具や家電の配置も事前に考えます。
事前に間取り図があれば、おおよその家具の大きさを考慮して書き込んでみるのもおすすめです。

とくに、単身者用の物件はあまり広くないのでドアやエアコンの位置によっては家具の配置に制限が生まれることも考えられます。

当日になって大幅なレイアウトの変更がないように準備しておきましょう

⑯車やバイクなどの輸送方法の手配

車やバイクなどを新居に輸送する必要がある場合は、事前に輸送方法の決定と手配をする必要があります
引越し業者に荷物の運搬と同時に依頼する場合は、見積もりの際に車もしくはバイクも一緒に運んでほしいことを伝えましょう。

また、車やバイクの移送専門会社に依頼するという方法もあります。

引越し業者に頼むよりも安く済んだり、行政書士などと提携していて住所やナンバープレートの変更まで一括して行ってくれたりする場合もあります。
移送専門業者に依頼する際は早めに予約をとりましょう。

引越し業者と同じく繁忙期は自分の望む日にちに予約が取れない可能性があります。

引越しの3日前〜前日までに必要なことチェックリスト

引越しの3日前〜前日

いよいよ引越しが間近に迫った時期になると荷造りや掃除など、今住んでいるところの整理が主になります。

  1. 今の住所での挨拶回り
  2. 荷物の搬送作業
  3. 今の住所の掃除・片づけ
  • 掃除や原状回復をしっかりと行う

⑰今の住所での挨拶回り

退去する際に挨拶回りをする場合は、少なくとも前日までに済ませましょう。

賃貸の場合はオーナーや管理人、両隣や上下階の方が対象となります。

感謝の粗品は500円〜1,000円程度のもので、消耗品や食品など貰っても困らないものにしましょう。

⑱荷物の搬送作業

荷物を当日にトラックに積みやすいように動かしておきましょう。

近場であれば自分で運べる範囲であらかじめ運んでおくと当日スムーズになります。

とくに、冷蔵庫や洗濯機は水抜きをする必要があり、搬送に手間がかかるため事前に準備しておきます
水抜きを実施しないと搬送時に水か漏れてしまうことになるため、必ず水抜きをするようにしましょう。

冷蔵庫は少なくとも2日前に水抜きをできるようなスケジュールを組むのがおすすめです。

⑲今の住所の掃除・片付け

現住居が賃貸の場合は原状回復させてオーナーに引き渡す必要があります。

原状回復とは、賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、 善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること

引用:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン p8

つまり、借りている間に故意もしくは過失で物件に何か傷や汚れがついた場合は借りている人の責任になるということです。

きれいな状態で退去すると敷金が戻ってくる場合もありますが、一方で特別な修理や掃除が必要な状態だと原状回復に要する費用が退去の時に追加される場合もあります。
どのようなものが経年劣化にあたるのかは、東京都はガイドライン(通称東京ルール)というものを条例で定めており、参考にできます。

トラブルなく退去するためには、自分でできる限りの掃除をして誠意を持って物件を返すことを念頭におくと良いでしょう。

引越し当日の必要なことチェックリスト

引越しの当日

前日までの準備をしっかりと行えば、当日やることはスムーズに進みます。

引越し当日は余裕を持って荷物を運び出してから最後の掃除をし、今まで住んでいた住居を最後まで丁寧に扱いましょう。

  1. 鍵の返却
  • 管理会社やオーナーの立ち合いがある

⑳鍵の返却

荷物を運び終わったら、鍵の返却を行います。
その際に、管理会社やオーナーが物件の状態を確認するために立ち会います

管理会社やオーナーが日常生活における消耗や汚れでも費用を請求する場合もあるので、不当だと感じたら話し合うことも必要です。
原状回復のガイドラインについてはこちらをご参照ください。

参考:国土交通省『原状回復とトラブルをめぐるガイドライン

引越し後当日〜3日以内に必要なことチェックリスト

引越し後当日〜3日以内

引越し当日〜引越し後三日目までにやることは、新居の鍵の受け渡しやライフラインの準備、近隣住人への挨拶などです。

  1. 新居の鍵の受け渡し
  2. 新居の挨拶回り
  3. ライフラインの確認

引越し当日はバタバタするので、事前に流れをイメージしてから当日を迎えましょう。

  • 入居時の物件の様子をしっかり確認しておく
  • 挨拶回りは防犯面を考慮する
  • ガスの開栓は立ち合いが必要

㉑新居の鍵の受け渡し

新居の鍵を受け取って中に入ったら、荷物をすぐに開け始める前に簡単に物件の汚れや傷をあらかじめ確認しておきましょう。

退去の際の原状回復に関わってきます。
気になるところは写真に撮っておくと、退去時のトラブル防止になる可能性があります。

もし事前の内見の際に確認できていれば、当日に行う必要はありません。
しかし、どうしても物件にギリギリまで前の住人が生活していた場合はチェックしておくと退去時のトラブル予防に繋がります。

㉒新居の挨拶回り

近隣住民へ挨拶回りをしましょう。
荷物を運ぶ前に挨拶を済ませている場合は省略しても問題ありません。

今は挨拶を省く人もいますので、そこは各自の判断で実施しましょう。

しかし、引越し後に近隣の方と面識を持っておくことは新居でのメリットが大きいこともあります。
顔やどんな人が住んでいるか分かるだけではなく、災害時に助け合える可能性もあるので挨拶はしておくことをおすすめします。

そのため、迷惑がかからない時間帯を選びましょう。

挨拶で注意したい点は女性の一人暮らしの場合は防犯上、挨拶を控えた方が良い可能性もあるということです
もし挨拶をする時には、男性の家族や友人に付き合ってもらうことも考慮しましょう。

一方、男性が一人暮らしの女性の部屋に挨拶に行くと警戒されることがあります。
その場合、インターホンなどで用件を伝えるのみにするなどの対応にとどめで、トラブルなく挨拶が進むように気をつけてください。

㉓ライフラインの確認

賃貸住宅の場合、水道や電気はすぐに使えるケースが多いです。
蛇口を捻ったりブレーカーを上げて確認しましょう。

また、ポストに電気や水道の手続きの書類が入っていることもあるので要確認です。

ガスは開栓に立ち会いが必要ですので、事前に予約した日時には自宅にいるようにして、開栓手続きを行いましょう。

ガス開栓の立ち合いは10分程度で簡単に終わるので、荷物の搬入中や搬入直後でも対応可能です。
とくに、冬場はガスを開栓しないとお湯が出ないので、寒い時期の引越しでは注意しましょう。

引越し後3日〜1週間以内に必要なことチェックリスト

引越し後当3日〜1週間以内

引越しをして最低限の荷解きをしたら手続き関係を完結させましょう。

役所での手続きは平日に実施しなければいけないこともあるので、手続きに行けるタイミングで早めに実施しておくと安心です。

  1. 役所で転入届の提出
  2. 運転免許証の住所変更手続き
  • 平日に動ける日を作る
  • 重要な手続きが多いので早めに行動する

㉔役所で転入届の提出

引越しで市町村が変わる場合は、引っ越した先の役所に転入届を提出する義務があります。

転入手続きは引越してから14日以内に行う必要があるのですが、忘れないうちに早めに実施しましょう。
手続きの際に転出証明書本人確認書類マイナンバーカード印鑑が必要になります。

事前に引っ越し先の市町村のホームページなどで確認してからいきましょう。

㉕運転免許証の住所変更手続き

運転免許証の住所変更手続きは正式には「記載事項変更」といいます。

運転免許証をお持ちの方は、身分証明に使うことも多いため引越したら早めに住所の記載を変更しましょう。
住所変更を行わない場合は以下の法律に抵触する可能性があります。

第九十四条 免許を受けた者は、第九十三条第一項各号に掲げる事項に変更を生じたときは、速やかに住所地を管轄する公安委員会(公安委員会の管轄区域を異にして住所を変更したときは、変更した後の住所地を管轄する公安委員会)に届け出て、免許証に変更に係る事項の記載(前条の規定による記録が行われる場合にあつては、同条の規定による記録)を受けなければならない。

参考:道路交通法

 

住所変更の期限については「速やかに」と書かれておりますので、遅くとも引越しから2週間経つ頃には終わらせましょう。

運転免許の記載事項変更は運転免許センターや運転免許試験場、指定の警察署で可能です。
事前に写真が必要なこともありますので調べておくと安心です。

一人暮らし・単身者の引越しはとくに漏れがないかチェックすること!

一人暮らし引越しチェックリストまとめ

一人暮らし・単身者の引越しについてのチェックリストと注意点について記載しました。

とくに、手続きに関することは忘れてしまうと本来払わなくて済むお金が発生してしまったり、法律に触れてしまうなどの危険性が高いので要注意です。

カレンダーや手帳、スケジュール管理アプリ、タスク管理アプリなどに具体的にいつまでに何をやるか記載しておくとさらに漏れがなく進められます。

ぜひ、計画的に引越しを進めて、気持ちよく新たなスタートを切ってください。

やることは多少前後する可能性があるので、こちらに一覧をまとめました。
スクリーンショットや書き出すなどして、実際に書き込みながら使ってみてください。

  1. 管理会社・オーナーに引っ越しの連絡
  2. 引越し業者の手配
  3. 大型ごみ収集の予約
  4. 使わないものの整理と荷造り
  5. ライフライン関連の解約と契約手続き
  6. インターネットの解約と契約手続き
  7. 勤務先や学校への住所変更の連絡
  8. 郵便物の転送対応
  9. 役所での転出届の提出
  10. 国民健康保険や国民年金の住所変更手続き
  11. 銀行口座・クレジットカードの登録住所の変更
  12. サブスクサービスの登録住所の変更
  13. 冷蔵庫内の食料の確認・調整
  14. 挨拶用の手土産の準備
  15. 新居の間取りや家具・家電の配置確認
  16. 車やバイクの輸送方法の手配
  17. 今の住所での挨拶回り
  18. 荷物の搬送作業
  19. 今の住所の掃除・片付け
  20. 鍵の返却
  21. 新居の鍵の受け渡し
  22. 新居の挨拶回り
  23. ライフラインの確認
  24. 役所で転入届の提出
  25. 運転免許証の住所変更手続き