ガス・水道・電気の引越しの解約・契約手続きはいつまでにどうやればいい?乗り換え方法も説明!

引越しは意外にやることが多く、作業に追われてしまう方が多いものです。
しかし、うっかりしてガス・水道・電気の手続きを忘れると大変。
楽しみにしていた新生活がやりきれないものになってしまいます。

引越しの作業が忙しい方にぜひ知っておいてもらいたいのが、ガス・水道・電気の手続きを一括で代行・案内してくれるサービスです。

  • 各種ライフラインの「いつ・何をしたらいいか」がわかる
  • ライフライン一括代行・案内サービスの内容がわかる
  • 時系列で引越し前にやることがわかる

この記事では、ガス・水道・電気の手続きについて、一括でできるサービスを解説します。

ライフラインの契約・解約の手続き【ガス・水道・電気】

ガス水道電気 ライフライン手続き

ここでは、ガス・水道・電気のそれぞれの手続きを説明していきます。

ガス

ガスは、退去するときの「停止」と入居するときの「開通」の手続きが必要です。
場合によっては、新しいガス会社を検討しなければいけない可能性もあるので、早めに準備を済ませましょう。

ガスの解約(使用停止)手続き

  • 方法:インターネットか電話
  • いつまでに:1週間前を目安に

引越しシーズンは、手続きする人が多く混み合います。
1週間前までにできなかった場合でも、2~3日前には手続きを済ませておきたいところです。

基本的に、ガスメーターが外にある場合は立ち会いは不要です。
手続きの際には、検針票や領収書を用意してください。

ガスの契約(使用開始)手続き

  • 方法:インターネットか電話
  • いつまでに:繁忙期であれば引越し10日前を目途に

とくにガス会社の乗り換えなどに興味がなく、今の契約プランに不便もなかった場合、「前の家で使っていたガス会社を継続で使いたい」と考えている人は多いでしょう。

しかしガスには、「都市ガス(天然ガス)」と「プロパンガス(LPガス、LPG)」があり、地域によって、使えるガスの種類が異なります。
旧居で使っていたガスの種類が新居で使えない場合があるのです。

旧居のガスが「都市ガス」で新居では「プロパンガス」しか使えない場合、もしくは旧居のガスが「プロパンガス」で新居では「都市ガス」しか使えない場合は、旧居のガス機器は使用できません

新しい家でどのガスの種類が使えるのかを確認し、必要であればガス会社を検討しましょう。

地域によって使えるガスの種類は異なる

新しいガス会社が決まれば、ガスの開通の申込み手続きに入ります。

なお、開栓作業では、必ず立ち会いが必要になります。
点検員と予定を合わせるために、引越しの1〜2週間前には手続きをしておくと安心です。

ガスの立ち会いの場合には、土日祝日でも対応してくれる会社がほとんどのようです。

ガス会社の乗り換えを検討したい方へ

旧居でガス料金が高いことで悩んでいた方は、引越しを機にガス会社を検討してみるのもよいかもしれません。

しかし、よくわからずに乗り換えをしてしまって、トラブルが発生することも多いようです。

そうならないためにも、新ガス会社を選ぶ際のポイントを押さえておくことが大切です。
下記の記事は、ガス会社を乗り換える際のポイントを説明しているので、ぜひ参考にしてください。

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水道

水道は、退去する家の「閉栓」の手続きと新しい家の「開栓」の手続きを行う必要があります。

水道の解約(使用停止)手続き

  • 方法:インターネットか電話
  • いつまでに:1週間前まで

水道局に電話をかけるときの注意点は、「平日にかける」ということ。
土日祝は対応時間外になっているところが多いからです。

平日に電話がかけられない方は、24時間申込みが可能なインターネットを利用しましょう。

水道の契約(使用開始)手続き

  • 方法:インターネット・郵送・電話
  • いつまでに:3~4日前を目安に

開栓のための手続きをするときは、土日祝は対応時間外の可能性があるので、平日の間に済ませましょう

はじめて水道を使うときは、メーターボックスのなかにある「止水栓」をひねることをお忘れなく。

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電気

電気は、家を退去するときの「停止」の手続きと新しい家に入居するときの「開通」の手続きが必要です。

電気の解約(使用停止)手続き

  • 方法:インターネットか電話
  • いつまでに:数日前~2週間前まで

なお引越しの1カ月以上前では受付していない業者もあるので、注意しましょう。

基本的に電気の停止日に立ち会いは必要ありませんが、オートロックのマンションなどでは立ち会いを要求されることがあります。

電気の契約(使用開始)手続き

  • 方法:インターネットか電話
  • いつまでに:1~2週間前まで

電気自体はブレーカーを上げれば、すぐに使えます。

しかし、支払い事項を申請するためには「電気使用申込書」を電力会社宛に送付しなければなりません。
「電気使用申込書」は、新居のポスト、玄関先などに備え付けられています。

電力会社の乗り換えを検討したい方へ

電力会社を乗り換えると、電気代が安くなると聞いたことがある人も多いでしょう。

しかし、電力会社を乗り換えるために、どのようなことに気を付けていいのかわからない方も多いかもしれません。

プランの選び方やポイントを紹介していますので、電力会社を乗り換えたい方は下記の記事もぜひご覧ください。

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ガス・水道・電気をまとめて手続き「一括代行・案内サービス」とは?

ガス水道電気 一括代行 案内サービス

ここまでガス・水道・電気のそれぞれの手続きの方法をお伝えしました。
これらをすべて自分で行うのは煩雑で、引越しの作業に追われていると忘れてしまうこともあり得ます

そんなときは「一括代行・案内サービス」を利用するとよいでしょう。

「一括代行・案内サービス」を利用すれば、面倒なガス・水道・電気の手続きを無料で代行してもらえます。
なかにはインターネットの手続きを引き受けてくれる業者もあります。

2分ほどで入力が終わる「申込みフォーム」に必要事項を入力したら、あとは手続き案内の電話を待つだけ。
ライフライン手続きの業務効率を図れます。

また、ガス会社・電力会社の乗り換えの相談に応じてくれる会社もあるので、検討している方はぜひ相談してみてください。

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ライフラインの手続きのよくある質問

ライフライン よくある質問
ここでは、ライフラインの引越しでよくある質問を見ていきましょう。

ガス・水道・電気の手続きが引越し当日になってしまったらどうなる?

電気は従来の電気メーターが取り付けられている場合は、手続きが完了していなくても使用できます。
一方で新居に備えつけられているのが「スマートメーター」の場合は、電気の利用はできません


ガス開通の手続きを忘れていた方は、速やかにガス業者に電話してください。
場合によっては、当日に対応してくれるときもあります。

ガス・水道・電気の手続きに立ち合いは必要なの?

水道と電気は、基本的に立ち会いは必要ありませんが、ガスの使用時(新居)では立ち会いは必要になります。

ガス・水道・電気の開栓は土日祝でも対応してくれる?

契約するガス会社にもよりますが、ガスの開通については基本的に土日祝も対応可能です。

月の途中で引越した場合の使用料金はどうなる?

月の途中で引越しをする場合は、ガス・水道・電気のいずれも日割り計算で料金が請求されます。

その他のライフラインの手続き方法

ライフライン 手続き方法
ガス・水道・電気以外のライフラインの手続き方法について、説明していきます。

固定電話

  • 方法:電話(固定電話・スマートフォン・携帯電話)かインターネット
  • いつまでに:2週間前まで

固定電話の引越しの手続きは、以下の4パターンが考えられます。

  1. 同じ市区町村内への引越し
  2. 同都道府県内の別市区町村への引越し
  3. NTT東日本・西日本内への引越し
  4. NTT東日本・西日本をまたぐ引越し

まずは、ご自身の現住所と引越し先の地域が、NTT東日本エリアとNTT西日本エリアのどちらに属しているかを知りましょう。

NTT東日本エリア
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、新潟県
NTT西日本エリア
福井県、石川県、富山県、愛知県、三重県、岐阜県、静岡県、兵庫県、京都府、滋賀県、大阪府、奈良県、和歌山県、島根県、鳥取県、岡山県、山口県、広島県、愛媛県、香川県、高知県、徳島県、佐賀県、福岡県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

①同じ市区町村内への引越し

同一市区町村内への引越しであれば、電話番号は変わらない場合が多いので、手続きが比較的簡潔です。

②同都道府県内の別市区町村への引越し

同都道府県内の場合は、電話番号変更が必須になります。
また移転手続き以外に、電話番号が変わることを職場や学校に知らせなければなりません

③NTT東日本・西日本内への引越し

NTT東日本および西日本エリア内の引越しであれば、上記の「同都道府県内の別市区町村への引越し」と同様の手続きを踏みます。

①~③のパターンときは、以下の内容を聞かれるので用意しておきましょう。

  1. 電話の契約者氏名
  2. 現住所の電話番号
  3. 現住所および移転先の住所
  4. 移転先住所での開通希望日
  5. 支払情報(クレジットカード、引き落とし先口座等)

また固定電話を移転するときは、移転工事費用が必要です。
工事費用は内容によって下記のように異なります。

  • NTT局内工事で完結するとき:2,000円程度
  • 訪問工事が必要なとき:10,000円程度

なおどちらになるかの基準について気になる方は、各会社にお問い合わせください。

  • 固定電話:116(局番なし)
  • スマートフォン・携帯電話:0120-116-000
  • インターネット:電話のお引越し
  • 固定電話:116(局番なし)
  • スマートフォン・携帯電話:0800-2000116
  • インターネット:お引越しのお手続き

④NTT東日本・西日本をまたぐ引越し

NTT東日本・西日本エリアをまたぐ場合は、「移転」という方法がとれません。
今住んでいるエリアでの契約を解除したうえで、入居先のエリアでの新規契約を結んでください。

携帯電話

  • 方法:インターネット・電話・各キャリアショップ
  • いつまでに:明確な基準なし

携帯電話の引越しでは、登録住所や請求書の送付先を変更するために「住所変更手続き」をしましょう。

住所変更手続きは「いつまでにしなればならない」といった明確な基準はないのですが、手続きが遅れることによって請求書が前の住所に届く可能性もあります。

手続きが遅くなってしまい、請求書が旧住所に届くのが心配な方は、郵便局へ「転送届」を出しておくと安心です。

日本郵便転居・転送サービス』

インターネット

  • 方法:インターネットか電話
  • いつまでに:一カ月前まで

インターネットの引越しには、一戸建ての場合、回線工事の必要があります。
また、継続や新規契約手続きには時間がかかる場合がありますので、早めに手続きを済ませておきましょう。

引越しシーズンやインターネット回線がキャンペーン中のときなどは、回線工事が引越しの後になってしまうこともあります。

その場合は、モバイルルーターのレンタルやスマートフォンのテザリングの使用も検討に入れましょう。

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郵便物

  • 方法:郵便局の窓口・郵送・インターネット
  • いつまでに:1週間前まで

郵便局の「転居届」とは、旧住所が書かれた郵便物を引越し先の新住所に無料で転送する日本郵便のサービスです。

「転居届」とは、役所に行って行う「転入届・転出届」とは違います
役所の手続きをするだけでは、郵便物の転送は行われません。

日本郵便転居・転送サービス

新聞

  • 方法:インターネットか電話
  • いつまでに:2週間前まで

新聞を購読していて、引越し先でも継続するであれば、配達先の変更手続きを行いましょう。

また新聞会社を解約するときは、インターネットでの手続きができません
必ず電話で手続きをしてください。

【時系列】引越しまでにやることリスト

引っ越し やること
引越しまでにやることをリストにまとめてみましたので、手続き漏れがないように確認してみましょう。

【引越しが決まったら】手続きリスト

引越し業者は、実際に来てもらって見積りをしてもらうケースがほとんどなので、時間を割かなければいけません。
余裕を持って対応しましょう。

またインターネット回線も新しい会社を考えている場合は、早めに検討するのがおすすめです。

  1. 引越し業者選び・検討・見積り
  2. 現在の住まい及び駐車場の契約解除
  3. 固定電話の移転手続き
  4. NHKの住所変更
  5. インターネット回線の移転

【引越し1~2週間前まで】手続きリスト

引越し1~2週間前は、かなりやることが多いでしょう。
役所でできる手続きは、行ったときに一気に済ませてしまえるよう整理しておきましょう

また直前まで使うもの以外は、できるだけ梱包しておくのがベストです。

  1. 不用品・粗大ごみを処理
  2. できるものから荷造りをはじめる
  3. 役所関連(転出届・印鑑登録の廃止・国民健康保険の返却・印鑑登録の廃止・児童手当、各種医療制度など)
  4. 携帯電話の住所変更手続き
  5. ガス・水道・電気の引越し手続き
  6. 火災保険・地震保険の住所変更
  7. 新居の隣家への挨拶品の準備
  8. 郵便物の転送届を出す

【引越し前日にする】手続きリスト

引越し前日に意外に忘れてしまうのが、下記に記した3つです。
冷蔵庫は、引越し作業が始まる16~24時間前には、電源を切っておく必要があります。

それまでに食材を使い切れるように計画を立てておきましょう。

  1. 冷蔵庫の中身を空にする・水を抜く
  2. 洗濯機の水を抜いておく
  3. 暖房器具の灯油処理

【引越し当日にする】手続きリスト

  1. 新居の掃除
  2. ガス・水道・電気が使えるか確認する
  3. すぐに使う荷物の段ボールを開ける
  4. 隣家への挨拶

また以下の記事も合わせて読んでおくと、安心して引越し当日を迎えられるでしょう。

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ライフラインの引越しは一括でやってもらおう!

引越し ライフライン 一括
この記事では、引越しのライフライン手続きについて、一括代行・案内サービスを解説しました。

新居や旧居の諸々の対応で、引越しでは多くの手間がかかってしまいます。
しかし、ライフラインの一括代行・案内サービスを利用すれば、業務効率を図れます

引越しをしようと思っている方は、ぜひ、ライフラインの一括手続きサービスをご利用ください!

弊社では、電気・ガス・水道・インターネットの引越しの手続きを一括で代行する「ライフラインの窓口」というサービスを無料で展開しています。
新電力・新ガスにお悩みの際も一緒に承りますので、ぜひお気軽にご連絡ください。